エイジングケアでの「化粧品選び」は、ただ単純に”エイジングケア用”と書かれている化粧品を選ぶのではなく、ちゃんと「知識を持って」選ぶのがオススメです。
「知識を持つ」ことで、何倍も ”効率良く” エイジングケアが出来るからです。
「早く」キレイになった方がいいに決まってる
キレイになるなら、1秒でも「早く」キレイになった方がお得です。歳をとってからキレイになるより、今からキレイになって、「その時間が長い」方がいいですよね。
特に女性の場合、「美容」と「心」が密接に繋がっています。
「自分がキレイ」は、毎日が「イキイキとする」心に変わり、大げさではなく”人生が変わる”ほどの力があります。
時間は有限です。
間違ったエイジングケアで、無駄な時間は過ごしたくない。
どうせなら、「最短ルート」でキレイになりましょう✨
その為には「知識」を持とう
「知識」がないと、時間をムダにします。
「エイジングケア」には、「エイジングケアの知識」が必要です。
第3回目のエイジングケア講座は、以下の内容です。
【第3回】エイジングケア講座
- エイジングケアで使うべき「化粧水」とその効果
- エイジングケアの鍵を「化粧水で使う理由」と「選び方」
エイジングケアで使うべき化粧品は、「エイジングケアに必要なこと」を知れば自ずと見えてきます。
第3回は「化粧水」についてです
第3回のエイジングケア講座では、化粧品の中でも「化粧水」について。
正直なところ、ここが ”エイジングケアの鍵” になります。
ぜひ、「最短ルート」でキレイになりましょう。
1、エイジングケアで使うべき化粧水
軽く前回のおさらいです。
エイジングケア最大の敵「紫外線」を浴びると、肌を守ろうとしてシミの元となる「メラニン」を作り出し、それがやがて、女性を悩ます”シミ”となります。参考:»第1回 エイジングケア講座
第2回 エイジングケア講座では、その紫外線を浴びたダメージを軽減、メラニンを作らせないようにする為、「エイジングケアに美白化粧品は必須」と紹介しました。
ここまでは前回、理解しましたね。
さぁ、ここからです。
女性の強い味方「美白有効成分」
美白化粧品に含まれる「美白有効成分」。
「美白有効成分」が配合され、なおかつ厚生労働省に認められたものが「美白化粧品」とされます。
「美白有効成分」には、種類がある
「美白有効成分」には色々あります。
美白有効成分は下記のとおりです。
※研究により、新しい成分が発見されるので日々増えていきます。
美白有効成分一覧
(参考文献:日本化粧品検定テキスト)
- エナジーシグナル AMP
- リノール酸S
- エラグ酸
- 4MSK
- m-トラネキサム酸
- ビタミンC誘導体
- アルブチン
- コウジ酸
- マグノリグナン
- ルシノール
- カモミラET
聞いたことがある名前も、多いかと思います。
実は、この中で、「エイジングケアの化粧水」として最もおすすめなのが6番目にある「ビタミンC誘導体」です。
エイジングケアの鍵となる「ビタミンC」
「ビタミンC誘導体」とは「ビタミンC」を肌に浸透しやすいように形を変えたものです。(ほぼ同じと考えてOKです)
昔から美容に良いとされ、絶世の美女「クレオパトラ」もこよなく愛したと言われるビタミンC。
「ビタミンC」が ”エイジングケアの鍵” となります。
(また、”化粧水”で使うことにも意味があり、それは後ほど解説します)
知っていますか?美白は「予防効果」が大半です。
「美白」というと「肌が白くなる」というイメージを持ちがちです。
しかし、、、
実は「美白成分」の大半は、メラニンを作らせないように作用するもので、すなわち「予防」です。
これが「ビタミンC」の凄さ
ビタミンCは「予防だけじゃない」
「ビタミンC」には予防だけでなく、今あるシミを薄くする「メラニン色素の還元」の力があるのです。
先ほどの、美白有効成分を
「効果」で並べ替えると…
美白有効成分の効果
※チロシナーゼとはメラニン生成を活性化させる酵素です
【メラニン生成司令を止める】←予防
カモミラET、m-トラネキサム酸
【チロシナーゼの働きを抑える】←予防
アルブチン、コウジ酸、エラグ酸、ルシノール、ビタミンC誘導体、4MSK
【チロシナーゼ成熟阻害・分解】←予防
マグノリグナン、リノール酸S
【メラニン色素の還元】
ビタミンC誘導体
【メラニン排出を促す】
エナジーシグナル AMP、リノール酸S
、、、と下から2番目にある「メラニン色素の還元」の効果があるのは、唯一「ビタミンC」だけなのです。
もちろん、「予防効果」もあります。(上から2番目)
せっかく美白化粧品を使うなら
当たり前ですが、せっかく”美白化粧品”を使うなら「予防」も「今あるシミにも」両方効くものがいいですよね。
美容は今キレイになるのが大事
これからの「予防」が出来るのは、もちろん嬉しいけど、今がキレイにならないと ”モチベーション” は続かないです。
だから、今からキレイになる為に、エイジングケアの結果を出そうと思ったら「ちゃんと知ること」がとても大切です。
「ビタミンC」がおすすめな理由は、まだある!
「ビタミンC」の凄さは、実は、まだ序の口です。笑
ビタミンCをエイジングケアに使う「最大の理由」はここからです。
”エイジングケアの鍵” の理由
「ビタミンC」が ”エイジングケアの鍵” となる最大の理由。
それは、、、
「コラーゲン生成作用」と
「抗酸化作用」です。
なんと!!
「ビタミンC」は、エイジングケアで必要な「コラーゲン生成作用」と「抗酸化作用」までも、持ち合わせているのです。
エイジング症状のほとんどが「コラーゲン減少」が原因
エイジング症状
- シミ
- シワ
- たるみ
- 毛穴の目立ち
- 薄毛・白髪
第1回 エイジングケア講座で紹介したとおり、上記の5つのエイジング症状のうち、「2.シワ」「3.たるみ」「4.毛穴の目立ち」は、肌内部の「コラーゲン減少」が原因です。
特に、エイジングケアでは、最も顔を老けさせる「たるみ」にアプローチすることが重要です。
「たるみ」は化粧品では不可能。でも…
「たるみ」が出来てしまうと、ぶっちゃけ化粧品では、改善が不可能です。(たるみの改善方法については別の回で解説)
でも、たるみは「常に進行」するので、「更なる」たるみを予防する為に "コラーゲンを作る(生成)" ことが何よりも大切です。
また「たるみ」に進化する前の「シワ」を食い止める為にも、コラーゲン生成が重要です。
「コラーゲン生成」をすると肌に「ハリ」「弾力」が出る
「コラーゲン生成」をすると肌に「ハリ」「弾力」が出ます。
絵が下手で申し訳ないですが…(笑)
簡単に示すと下の図のように、肌の内部は、「コラーゲン繊維」で支えられています。
イメージつきますかね…(笑)
支えられる構造だから、コラーゲンが「ハリ」に影響する
このような構造だから「コラーゲン生成」をすると、肌にハリ、弾力が出るのです。(そして、これにより「シワ」「たるみ毛穴」が改善します。)
ですから、「コラーゲン生成」の効果がある「ビタミンC誘導体」を使うことが、エイジングケアに ”とても効果的” なのです。
注意:よくある間違い「コラーゲン入り」
「コラーゲン入り」の化粧品を使っても、コラーゲンは生成されません。
そもそも、化粧品のコラーゲンは分子が大きすぎて肌内部まで届きません。(コラーゲンは保湿力は高いので、保湿として使うのは有効です)
エイジングケアで使うべき化粧品は
「コラーゲンが入っている化粧品」ではなく、
「コラーゲンを増やす成分が入っている化粧品」です。
酸化を消去!ビタミンCの「抗酸化作用」
エイジングケアの敵の1つである、「活性酸素」による「酸化」。
活性酸素を消去する「抗酸化」
体内に発生した「活性酸素」を消去する「抗酸化力」は元々、人間に備わっています。
しかし、年齢と「抗酸化力」共に弱くなるので、化粧品で補うことが大切です。
そして、ビタミンCにはその「補い」ができる「抗酸化作用」までもがあるのです。
しかも、ビタミンCの「抗酸化作用」は強力!
世の中に「抗酸化作用」を持った成分は、他にもありますが、中でもビタミンCの抗酸化作用は「非常に強力」です。
本当にすごいですよね、ビタミンC。笑
「ビタミンC」最強伝説は本当です
ビタミンCは、他にも「抗炎症作用」「皮脂抑制作用」なども持ち合わせており、美容成分でこんなにも「万能」な成分は他にありません。
ビタミンCの効果 ※一部です
- メラニン生成抑制、色素還元(美白)
- コラーゲン生成(ハリ、弾力アップ)
- 抗酸化作用(老化防止)
エイジングケアで最も重要な「コラーゲン生成」ができる、数少ない成分である上に、その他にも ”エイジングケアで必要なこと” が「ビタミンC」でほぼ叶います。
美容の煌びやかなパッケージに誘惑されないで(笑)
美容用品は、素敵なパッケージや広告で私たちを魅了してきます(笑)もちろん、他の化粧品も素敵です。
でも、効率の良いエイジングケアをしたければ「ビタミンC」を使うべきです。
ビタミンCが ”エイジングケアの鍵” なのです。
ビタミンCの「使い方」と「選び方」も知ろう
そして、ここからはビタミンCを「化粧水で使う」理由と、注意したい「選び方」について解説します。
2、エイジングケアの鍵「ビタミンC化粧水」について
ビタミンC化粧品の「前提3つ」
まず、「ビタミンC」を化粧品へ配合する際には以下の3つが大切です。
ビタミンC化粧品で大切なこと(前提3つ)
- 濃度
- 浸透性
- 安定性
ビタミンCは、、、
「濃度」が低くても効果がないし、
「浸透」しなかったら効果がありません。
更に、ビタミンCは ”変質” しやすく、変質するとその美容効果が得られなくなる為、「安定性」が大切です。
上記の "前提3つ" を把握した上で、「化粧水で使う」理由と「選び方」について紹介します。
ビタミンCは「化粧水で使う」理由
1.そもそも「安定性」が高い
ビタミンCは「クリーム」より「水」に配合した方が安定しやすく、効果が得られやすいです。
2.イオン導入ができる
これは美顔器を持っていないと出来ませんが…
化粧水ならば、美顔器の「イオン導入機能」を使って更に肌の奥まで浸透させることが出来ます。(イオン導入については別の回で解説)
エイジングケア事典(本)でも、ビタミンC化粧水のイオン導入を強く勧められており、その効果は手でつけるのと比べて「約20倍」にもなります。
ビタミンC化粧水の選び方
1.高濃度であること
ビタミンCの "前提3つ" で挙げたように、ビタミンCは濃度がないと効きません。
「高濃度」と表記されているものが良いです。
2.浸透力があるもの
これも同じですが、浸透しなければ効きません。
特に以下の種類のビタミンC誘導体が「浸透力が高い」です。
- リン酸アスコルビル
- APPS(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)
ふまえると、おすすめは「ビタミンC」に "こだわっているメーカー" のもの
化粧品にビタミンCを、ただ入れることは「簡単」です。
しかし、先ほどの「濃度」「浸透性」「安定性」を守った ”効くビタミンC化粧水” を作るには、メーカーに、それ相応の製造環境が整っていないと無理です。
効かなくてもビタミンC入り!ブラックな化粧品(笑)
ただ「ビタミンC」と表示することは簡単です。でも、効くかは別です。
配合量の表示義務もないので、言ってしまえば、化粧品はブラックなのです(笑)
だから、おすすめは
「ビタミンC専門メーカー」だったり、
「ビタミンCにこだわっているメーカー」の化粧水を選ぶことです。
難しいですが、、、
とにかくビタミンC化粧水を選ぶ際には、「濃度」「浸透性」「安定性」が大切なことを、ぜひ覚えておいてください。
【参考】水谷雅子さんが愛用するビタミンC化粧水
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エイジングケア講座 導入編でも紹介した、エイジングケアの見本ともなる美魔女・水谷雅子さん(現在51歳)。
水谷雅子さんが「長年愛用している」ビタミンC化粧水を、私も憧れで使ってみました。
参考
ビタミンC専門の化粧品メーカー「プリモディーネ」の化粧水です。
浸透力の高い「APPS」で、最初は”お試し”を使ってみましたが、これが非常に良かったので本商品も買いました。商品説明の通り「速効性」だと感じました。
↓ちなみに、本商品はこんな感じです。
「遮光瓶」と呼ばれる「紫外線による変質を守る」茶色い瓶。これに入っているところが、ちゃんとこだわってるんだろうなぁと思います。
お試しは1,000円と1,800円があります。良ければ参考にしてください。
⇒「高浸透型ビタミンC誘導体化粧水 プリモディーネ 」を見てみる
エイジングケアの化粧水はビタミンCを使おう
いかがでしたか?
「ビタミンC」についての理解は深まりましたか?
第3回 エイジングケア講座のおさらい
第3回 エイジングケア講座では、エイジングケアで使うべき化粧水「ビタミンC」について解説しました。
ビタミンCの効果
- メラニンを作らせない作用(美白)
- メラニン色素還元作用(美白)
- コラーゲン生成作用(ハリ・弾力アップ)
- 非常に強力な抗酸化作用(老化防止)
化粧水で使う理由
- 水の状態が安定性がある
- イオン導入もできる(効果20倍)
選び方のコツ
- 高濃度表示
- 浸透力(リン酸アスコルビル、APPSの表示)
- ビタミンCメーカーがおすすめ
ビタミンCは "エイジングケアの鍵" です。
効率の良いエイジングケアには、「ビタミンC」を「化粧水」で使いましょう。
注意:ビタミンCには「弱点」があります
美容の王様と言われる「ビタミンC」にも、1つだけ弱点があるので、覚えておいて下さい。
これは「美白化粧品、全般」に言えることですが、「保湿力が弱め」なことです。
しかし、解説した通り、エイジングケアにビタミンCが「非常に有効」なので、使わない訳にはいきません。
じゃあ、どうするかというと、
他のアイテム(美容液)で補います。
効率の良いエイジングケアでは、「ビタミンCの効果」をしっかり使い、「保湿」は別アイテムでカバーします。(保湿については、別の回で解説します。)
記事中で紹介した化粧水
最後まで読んで頂き、ありがとうございました☺️❤️
ビタミンC化粧水を準備したら、第4回もぜひご覧下さい💗
-
【第4回】エイジングケア効果を170倍!更なる効率アップを目指す
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